mopetto2012のブログ

朴裕河氏が『帝国の慰安婦』を著しました。私は、そこに差し出された「新しい偽善のかたち」から誤謬の一つ一つを拾いつつ、偏狭な理念に拒否を、さらなる抑圧に異議申し立てをしていくものです。

2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

NO10 『いったい、誰のための記憶なのか、誰のために?』

今、わたしたちの目の前には 絶対の虚無が坐っています。 あの戦場の戦跡の岩や石に染みついた血液の色。 天と地の間を飛びまわる〈呼び声あるいは叫び声〉。 一面が血の海になった天と地の間の空中で 〈亡霊の大群〉が突きあい突き殺し合っています。 みじ…

朴裕河批判8『われら廉直なる者』―善か?愚か?

【米歴史研究者らの声明】(2015年5月7日発表) それは、晩鐘の祈りのなかで唱えられた「道徳」のように聞こえます。 溢れるばかりの自己の情感を抑制しつつ、厳かに立って、施し与えるかのように「和解と赦し」を勧めています。 その真髄は高潔であるのでし…